2019年に学校法人光の村学園は創立50年を迎えました。学校法人としては50年ですが、創立者が1951年に青年期教育を目指し動き始めてからは70年です。
半世紀以上前に、ここ高知県土佐市新居の奥谷に“信念”という一粒の種を蒔いたこと、その想いに引き寄せられた多くの職員や生徒たちが県外から続々とこの場所にやって来たこと、その一人ひとりの実践の積み重ねで光の村はここまで大きくなりました。そして、その生徒たちの後ろには常に保護者の方々がいました。教員と共に、光の村の信念「どんなに障がいが重くても可能性は無限である。」を共有し、わが子の確かなしあわせを拓きたい、親なき後も崩れることのない善い人生を歩んでほしいと、協力してくださったおかげです。
今も光の村は、脈々と続く中・高・専の8年間の基礎教育にじっくり丁寧に取り組んでいます。そして、学校教育終了後も深く強く繋がる連携先と「職業指導」を継続することで、一人ひとりの速度で誰もが自立・自活の道への扉を開くことができると確信しています。
私学だからこそ挑み続けられる光の村教育によって、障がいのある子供たちの明るい未来を築き上げましょう。
終戦直後から私西谷は、知的障がい児教育に取り組みました。高知県内に設置された小学校特別学級の第一号教員を拝命したのです。
戦後の貧しい暮らしの中で、生きる力をつけることに専念するうちに、上級生の作業教育に大きな可能性を見出すようになりました。そして、中学校に進学させた子供たちに本格的な木工指導を取り入れると、知的障がいがあっても単なる技能の訓練から、技術の教育へと高めることができるという確信をもちました。
1959年に中卒者の職業補導所(紙器工場)を作って実践教育を続け、1969年に知的障がい児の実業高校を目指して、私立の全寮制高等部養護学校を開設しました。1975年に専攻科、1983年に中等部を開き、全青年期をカバーする8年制の学校となりました。当時、知的障がい児教育の世界で高等部本科の先に専攻科を設置することは極めて稀でした。
1969年開校の学校(現・光の村土佐自然学園)の柱を担ったのが、10年前に開いた職業補導所(紙器工場)でした。
この初代工場長として採用されたのは、重い吃音障がいのために、どうしても就職ができなかった教え子の男性でした。彼を中学卒業後、10年かけて紙器断裁工として育て上げたのです。その後この男性は、45年間にわたって学校の紙器工場を支え続けてくれました。子供たちが、私に教えくれたのです。『この子らの可能性は無限大である。確かな職業訓練と生活がそれを実現する。』これが今に至る光の村教育の柱になります。
光の村は、多様化する現在の知的障がいの子供たちの教育を、次の4本の柱で構成し、
中・高・専攻科の一貫教育でそれぞれをステップアップし積み上げていきます。
▼1959年
高知市立旭小学校・城西中学校内に「光の村職業補導所(紙箱・煎餅)」を併設。ここから「光の村」は始まった。
▼1966年
児童施設「光の村学園」を設立し、全寮制私立学校の足固めに着手。
▼1969年
学校法人光の村養護学校を創立。高等部実業高校としてスタート。
▼1970年
2階建ての鉄筋コンクリート校舎落成。
▼1971年
第1回卒業旅行実施。(交流のあった韓国へ8泊9日)
【学校卒業生のために,更生施設「たかぎ寮」開設。】
▼1972年
高等部3年に加えて別科2年を設置。
第2回韓国卒業旅行実施。
【児童施設「光の村学園」を「わかぎ寮」と改称。】
▼1975年
別科を専攻科と改め、技術教育を柱とする5年制の青年期学校となる。
▼1976年
校内給食コッペパン作りを開始。
プール完成。(25m×10m)職員、生徒の手作りとして注目される。
▼1977年
第一回室戸サイクリングを実施。
▼1978年
第一回土佐市駅伝大会に出場。(大会最後となる2001年度まで、複数チームが参加、好成績を残す。)
▼1979年
カッターボート2艇を手作りし、海洋教室を開く。
【通勤施設「ときわ寮」開設。】
中等部を開設し、全青年期に対応する8年制の教育体制が整う。
▼1983年
情操教育の柱として太鼓チーム(黒潮太鼓)発足。
【卒業生の仕事場として製菓工場(株式会社南風堂)を土佐市中島に移転。】
【土佐市商店街に直売店(南風堂)オープン。】
▼1984年
創立者西谷英雄が「もうひとつの教育」を学習研究社から発刊。
▼1986年
埼玉県に「光の村養護学校秩父自然学園」を開設。
これに伴い、土佐市の学校を「光の村養護学校土佐自然学園」と改称。
▼1988年
【社会福祉法人首都圏光の村を設立し、「千葉光の村授産園」を開設。(首都圏の保護者の熱意に応える)】
▼1989年
卒業旅行を再開(北海道)
▼1990年
卒業旅行を沖縄県宮古島に定め、トライアスロンに挑戦。(以後30年間継続)
第1回校内フルマラソン大会を実施。
第1回遠泳大会を実施。
▼1991年
生活棟(寄宿舎)落成。
専2生徒2名・教員2名が全日本トライアスロン宮古島大会に出場し、完走。
▼1992年
【土佐市商店街の直売店(南風堂)閉店、移動販売に舵を切る。】
【第一グループホーム(夫婦寮)を開設。】
▼1994年
第1回中3卒業旅行(土佐湾一周徒歩旅行)を実施。
▼1995年
高知県児童生徒文化賞(保健体育部門)を受賞。
▼1996年
【株式会社南風堂を廃止。】
石川県小松市に分室(紙箱加工工場)開設。(北陸地域の保護者の熱意に応える)
▼1997年
南風堂を学校の実習工場製菓部門とする。
▼1998年
高等部専攻科棟落成。
▼1999年
【第二グループホーム(独身寮)を開設。】
▼2000年
創立30年・体育館落成記念式典挙行。
高知県児童生徒表彰(黒潮太鼓)受賞。
▼2001年
全国障がい者スポーツ岐阜大会に学校生徒1名が初出場。
▼2002年
高知県児童生徒表彰(室戸サイクリング)受賞。
【「神戸光の村授産学園」開設。(京阪神地域の保護者の熱意に応える)】
全国障がい者スポーツ大会(よさこいピック)で黒潮太鼓演奏。
▼2003年
高3宮古島トライアスロン卒業旅行・第15回記念式典実施。
学校本館(中等部棟)落成。
▼2004年
【石川県小松分室を加賀市に移転し「株式会社光パックス」としてスタート】
【第三グループホームを開設。】
学校安全優良校として、内閣総理大臣賞を受賞。
▼2005年
スピリットアート展、工芸部門で第10回記念賞受賞。
▼2006年
【第四グループホーム開設。】
卒業生が全日本トライアスロン宮古島大会に参加し、完走を果たす。
▼2007年
高2生徒、全国障がい者スポーツ秋田大会に出場。
西谷英雄学園長が、障がい者雇用促進表彰及び高知県功労者表彰(知事表彰)受賞。
▼2008年
第2土佐文旦園開設。
創立40年記念式典挙行。
▼2009年
高3宮古島トライアスロン卒業旅行・第20回記念大会式典実施。
西谷英雄学園長がペスタロッチ教育賞受賞。(広島大学で記念講演)
【第五、第六グループホーム開設。】
【就労支援事業所「ひかりの村」を開所。】
【第七、八、九グループホーム開設。】
▼2010年
【通勤施設ときわ寮を新体系に移行。】
▼2011年
地域生活支援事業所「ひかりホーム」と称す。
【障がい児入所施設「わかぎ寮」を新築落成。】
【成人施設たかぎ寮の創立40年記念式典で利用者の還暦・古希を祝う。】
【成人施設たかぎ寮が新体制に移行「障がい者支援施設たかぎ寮」と称す。】
光の村学園創立者・西谷英雄理事長死去(享年87歳)
▼2013年
第1回高知龍馬マラソンに専攻科生徒7名と教員4名が初参加。全員完走。
(ゴール直後に成人式を行う。)
中3卒業旅行、土佐遍路コースに変更、八十八ヶ所巡礼を開始。
▼2014年
紙器工場耐震補強工事完了。
▼2015年
手作りプール、45年目の大改修工事完了。
第41回をもって室戸サイクリング終了。
▼2017年
校歌を作成、体育祭で初披露。
▼2018年
創立50周年記念教育研究会開催。
▼2019年
第30回をもって宮古島卒業旅行終了。
宮古島からボランティア2名が来校、高知龍馬マラソンを生徒と共に完走。
コロナ禍により校内実習場南風堂を一旦閉鎖、全県下への移動販売も断念。
▼2020年
福祉事業に参入。短期入所事業「あしたば」を立ち上げる。
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学校法人 光の村学園
特別支援学校 光の村土佐自然学園
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