知的障害児教育の実業高校をめざして、昭和44年度に開校した私立の8年制の特別支援学校です。

学校案内

建学の精神・理念

本校の教育の4本柱  - 人類の発達史をなぞる足からの教育 -

 光の村学園は、多様化する現在の知的障害の子供たちの教育を、次の4つの柱で構成し、中、高、専攻科の一貫教育でそれぞれをステップアップし積み上げていきます。

1,暮らしの質を変える(生活教育)

 日常生活の指導は、小学校での中心となる教育過程であり、お子様の自立した生活を願う保護者の関心の中心でもあると思います。光の村では、特に中学部で日常生活の指導を小学校時より確かで、自覚して行えるものにしていくことを目標にしています。洗面、入浴、排せつ、手洗い、衣類の着脱、掃除、洗濯、布団の敷き方・たたみ方、縫い物、タンスの整理などを、正確に早く出来るように指導します。全寮制の学校ならではの活動です。
  また製パン・製菓や、菓子箱折の実習(紙器)では衛生的であることが大切なので、繰り返し指導します。あいさつ、報告の大切さも実践的に指導します。帰省(長期休暇)した時も、保護者が先生となって、学校での指導と協力して定着させるようにお願いしています。光の村では、これを「家庭学校」とよんでいます。


2,体の質を変える(体育教育)

 子どもに健康と運動の大切さを理解させ、環境を作ることは親の役割です。子どもの可能性を最大限に引き出すのも親の役割です。しかし、親の愛が裏目に出て、過保護になっていませんか。そういう生活で出来た体質では、疲れやすく、疲れが取れにくく生活習慣病にかかりやすくなり、早期の老化を引き起こしやすいと考えています。
 光の村は体育教育で、筋肉に活力を与え、感覚や神経の働きに磨きをかけて、敏感で器用でたくましい自立体質に作り替えます。行動体力(筋力、持久力、平衡性、敏捷性、巧緻性、柔軟性)も防衛体力(体温調整能力、免疫力、精神・心理的ストレスに耐える力)も大きく向上させ、「健康で、力いっぱい働いて、長生きをする」人間に作り変えます。このために「歩く」ことや「走る」ことで、足の質を変えます。サイクリングや水泳にも取り組みます。これらの有酸素運動と器械体操やマット運動などを通して、体を作ります。つまり、「人類の発達史をなぞる足からの教育」が体作りの基本になります。

3,手の質を変える(作業教育)

 子供たちに手は何に使うか、と聞くと「もらう、食べる、遊ぶ」と答えます。創造と発展が生命の本質ならば、この子供たちはまだ人間になりきれない混沌状態にあるといえます。私たちはこんな人間を人間になりきらせる手段として、労働が極めて有効であると考えています。もともとサルが人間に進化したのは、直立2足歩行により自由になった手の労働によってです。
 枯れ枝のような手を、たくましく器用な手に変える作業学習を徹底し、仕事に習熟し上達することを通じて、大脳を活性化し、表情も引き締めます。手の革命は生き方の革命です。

4,ことばの質を変える(教科教育)

 知的障害の賢さは、このように「暮らし、体、手」の質を変えることから生まれます。この3つが確かに訓練されると、読むこと、書くこと、話すこと、計算することなどの学習の可能性も高まります。
 光の村養護学校は、基礎訓練の段階でも教科に発展する指導を取り上げますが、その後では教科教育も徹底して指導します。各教科を総合単元、あるいは単独のドリル学習等によって学習内容を構成します。こうして子供たちは次第にことばの質を向上させます。